市販触媒の24倍の触媒活性を示すナノ粒子触媒、東工大が開発

触媒をナノ粒子化すると、触媒の表面積が増え、反応性が高まるといわれている。今回、東京工業大学と山梨大学の研究グループは、粒径約1ナノメートルという極微小なナノ粒子に、3種類の金属を精密に合金化する手法を開発し、得られた触媒が、炭化水素の酸化反応で高い触媒活性を示すことを発見した1)とのこと。

それによると、触媒は、銅と白金、金の3種類の金属からなる合金ナノ粒子ということである。単一組成の金や白金のナノ粒子であれば、1nmの粒子径の報告はよくみかけるが、組成が複雑な合金ナノ粒子では、せいぜい2-3nmまでで、1nmという極微小なサイズで合成した報告はこれまでほとんどない。

今回、東工大の山元教授らは、デンドリマーをナノ粒子前駆体に利用した微小な合金ナノ粒子の合成法を開発したとのこと。デンドリマーを利用すれば、含まれる金属原子の種類や数を制御することにより、ナノ粒子の組成やサイズを精密に制御可能で、いろいろな微小合金ナノ粒子の合成に応用できそうである。