東京大学と中村超硬、ゼオライトナノ粒子の低コスト合成技術を開発

東京大学と株式会社中村超硬の研究グループは、ゼオライトナノ粒子を安価に合成する技術を開発した。科学技術振興機構(JST)の開発支援プログラムでの成果。

2種類のゼオライトナノ粒子の製造技術を確立
~透明吸湿性包材の実現や温感化粧品などへの応用が可能に~
2019.10.17 JSTプレスリリース

ゼオライトは結晶骨格に由来した分子レベルの空孔を持つアルミノ珪酸塩鉱物で、触媒や吸着剤、イオン交換材、分子ふるいなど、さまざまな工業材料用途に広く用いられています。

通常はペレット状やミリメートルオーダー~ミクロンオーダーの粉末粒子状として用いられることが多いのですが、ナノ粒子化することで表面積が大きくなる分、大幅な機能の向上が期待されています。

また、サイズが小さくなることで、他の材料への添加が容易になったり、今まで使えなかった場所(例えば薄いフィルム)に使えるようになるなど、さらなる用途拡大の可能性があります。

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