ひと昔前ならば、コミュニケーション手段として、直接会って話をする以外には手紙や電話位しかありませんでしたが、今はインターネットを利用した様々なコミュニケーションツールが出ています。研究の場においても、実際に活用しているツールがたくさんあるので紹介します。
音声通話ツール
通常の音声のみの通話に加えて、ビデオ通話や、ショートメッセージを送れるものが増えてきて、ますます便利になってきています。
要件に合わせて、音声通話やショートメッセージを使い分けることができるので、普段はショートメッセージで済ませて、伝わらないようなときに電話やテレビ電話でフォローするような使い方ができます。
ただし、人によって使っているサービスが異なるので、世界中の研究者たちと連絡を取りあうには使い分けが必要です。国や地域によって、普及している代表的なサービスがあるようで、今は以下4つを入れています。
・WhatsApp
・Skype
・Facebook Messenger
・LINE
今でも便利なサービスなのですが、プラットフォームの連携が進めば、さらに便利になるのではと思っています。SkypeとFacebook Messengerが連携して使えるようになってきているように、これからサービスの枠を超えたやり取りが広がっていくのを期待しています。
テレビ会議システム
海外とのやり取りで使い始めましたが、これは本当に便利です。
あまりに便利すぎたので、他の研究室の先生に勧めまくって国内の会議でもよく使っています。出張の移動時間が減った分、本来の研究業務に時間が使えるようになったとおおむね好評です。
いろいろなサービスが出ていますが、安定性が高いと評判の以下のサービスを使っています。
・グーグルハングアウト
・スカイプ
パソコン以外にスマートフォンやタブレットでもできるので、会議以外の、ちょっとした打ち合わせにもつかっています。
例えば、Aさんと1対1でテレビ電話で打ち合わせをしていて、途中でBさんの協力が必要になったとき、Bさんに加わってもらって話をすすめる、なんてことができます。
電子メール
1990年代前半から急速に普及して、今や欠かせないツールとなっています。当時から比べたら回線の速さも桁違いになったのですが、容量の大きなファイルを送れませんので、ファイル転送サービスか、クラウドストレージの共有サービスをおすすめします。
サロン、SNS
研究者の間でも、各種ソーシャルネットサービスやサロンの利用が広がっています。一般的なFacebook, Linkedlnや、研究者に特化したResearch GateなどのSNSでも、研究者同士のつながりが広がってきています。
当研究会でも会員向けナノ粒子コミュニケーションサロンや各種掲示板などを提供していますが、その中で分科会や勉強会が開催されたり、共同研究へと発展しているようです。