セルロースナノファイバーは、木や竹、草などの植物から得られるパルプをナノレベルまでほぐすことにより得られるナノ材料で、国内の製紙メーカーや大学を中心に、先行して製造技術開発、応用研究が進められきた。
日本は豊富な森林資源に恵まれた世界有数の森林資源国であり、セルロースナノファイバーの実用化はこの森林資源を有効活用することができる。また、環境に優しい再生可能な材料を増やし、循環型社会の実現に貢献できる。
多くのCNF製造メーカーでは積極的な研究開発、サンプルワークを開始しており、今後ますます各方面でCNF応用製品の実用化が進んでいくと期待されている。
セルロースナノファイバーの製造メーカー
年間500tの製造能力を有する石巻工場を2017年に稼働、量産化に強み。
TEMPO酸化CNF、CM化CNFを製造、販売。
リン酸エステル化法CNFを開発。
スラリー状、ウエットパウダー状、透明連続シート状の3形態で展開。
化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプなどの水分散液を製造。
乾燥体や成形体、高透明度CNFに展開。
両親媒性のCNFを製造、販売。
TEMPO酸化法によるCNF分散液を製造、販売。