金ナノ粒子でアルツハイマー病の原因物質を高感度に検出

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医療分野において、ナノ粒子は将来的に有望な材料のひとつである。

近年、金ナノ粒子やナノ蛍光体などのナノ粒子を、腫瘍マーカーなどの各種バイオセンサーに応用する研究が盛んになっている。

なかでも金ナノ粒子は、可視光領域でのプラズモン吸収を利用したセンシングが可能で、目視での確認が可能な市販の検査薬キットなどに広く用いられている。また、高感度で精度の高い分析方法の開発を目指して紫外可視分光光度計(UV-VIS)や暗視野顕微鏡(DFM)をもちいた高感度測定・イメージング手法が開発されている。

また、金ナノ粒子表面に各種抗体を表面修飾することにより、さまざまな病気の早期診断が可能になりつつある。

愛媛大学理学部の座古教授の研究グループでは、アルツハイマー病の原因物質とされている、アミロイドベータ(Aβ)たんぱく質凝集物を高感度で検出する方法を新たに開発した。アルツハイマー病の早期発見、早期診断につながる成果として期待されている。

同研究室では、Aβタンパク質の凝集を抑制する研究も進めており、診断だけでなく、原因物質そのものの生成を抑える研究もなされている。

【ウェブサイト】

愛媛大学理学部化学科HP
分析化学研究室HP