その他ナノ粒子

脂質ナノ粒子とは、脂肪酸やグリセリドなどの生体適合性の高い脂質を主成分とするナノ粒子で、薬物輸送システム（DDS）のキャリアーとして用いられている。脂質ナノ粒子のサイズ10nm～1μm。製法により得られる粒子のサイズは異なる。脂質ナノ粒子の...

セルロースナノファイバーは、木や竹、草などの植物から得られるパルプをナノレベルまでほぐすことにより得られるナノ材料で、国内の製紙メーカーや大学を中心に、先行して製造技術開発、応用研究が進められきた。日本は豊富な森林資源に恵まれた世界有数の森...

ポリマー微粒子とは、一般的に有機の高分子ポリマーからなる微粒子のことを指す。粒子径の小さいものは、高分子コロイドやポリマーナノ粒子とも呼ばれている。合成法は大きく分けて2種類。既存の高分子ポリマーを出発原料に微粒子化する方法と、モノマーを出...

ナノクレイとは、粘土鉱物ナノ粒子の総称で、狭義では層状鉱物のケイ酸系ナノ粒子のことを指します。工業的には、主にクレイ系ナノコンポジット材料のフィラー用途として用いられています。代表的なクレイモンモリロナイト（montmorillonite）...

ダイヤモンドナノ粒子、ナノダイヤモンド（Diamond nanoparticles/Nanodiamonds/NDs）ダイヤモンドナノ粒子はダイヤモンドの結晶構造を持ち、高屈折率、高熱伝導性、高い硬度などダイヤモンドの特徴を有したナノ粒子で...

BaSO4ナノ粒子、硫酸バリウムナノ粒子（Barium Sulfate nanoparticles）硫酸バリウムは天然では鉱石（重晶石）として産出される。屈折率1.64。水に不溶の白色粉体。酸やアルカリに比較的強いため、樹脂やインクのフィラ...

Mg(OH)2ナノ粒子、水酸化マグネシウムナノ粒子（Magnesium hydroxide nanoparticles）白色の粉体で、水にわずかに溶けて水溶液は弱塩基性を示す。水酸化マグネシウムを加熱すると330℃付近から脱水反応が始まり、...

CaCO3ナノ粒子、炭酸カルシウムナノ粒子（Calcium carbonate nanoparticles）市販されている炭酸カルシウムには重質炭酸カルシウムと軽質炭酸カルシウムがある。重質炭酸カルシウムは石灰石を粉砕して作られるため、ナノ...

量子ドットとは、ナノ粒子の中でも粒子サイズが特に小さい微細なナノ粒子（およそ10nm以下）です。10nm以下という小さな空間内に電子が閉じ込められるために、ナノ粒子の中の電子の振る舞いが変わってきます。その結果、ナノ粒子では、バルク（固まり...

自然界で発生、存在するナノ粒子は意外と多くあります。ここではその一例を紹介します。火山活動による噴出物（火山灰）火山活動により、火山灰と呼ばれる主に鉱物の砂、微粒子等が大気中に噴出されるが、その中には100nm以下の超微粒子、いわゆるナノ粒...