【コロナに負けるな!】ウェブ展示会、続々開催

新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で、大規模な移動制限がかけられる中、当初予定していた展示会が次々と中止、延期になっている。

そんな中、ウェブ空間を活用したバーチャル展示会(ウェブ展示会、オンライン展示会)にトライする企業が続々と現れて来ており、新しい展示会のトレンドとなりつつある。

バーチャル展示会のメリット・デメリット

メリット

展示へのアクセスが容易

バーチャル展示会は、ウエブ上で行われるため、インターネットに接続されたPCやタブレット等のIT環境があれば場所を選ばない。外国で開催される展示会も容易に参加可能である。また、展示会場で地図を片手に歩き回る必要もなく、検索とクリックで展示場所にたどり着けるため、展示へのアクセスが簡単なのが最大のメリットだと言えよう。

出張時間、出張費用の削減

上述の、アクセスが容易ということに関連するが、バーチャル展示会は自宅や職場から参加することが可能なため、出張する必要がなくなる。出張に伴う移動時間や出張費を削減し、企業や研究機関の生産性向上につながる。

デメリット

展示物のリアリティー不足

材料研究者や材料技術者にとって、実際に展示物を手に取って確認できないのが最大のデメリットであろう。今後これについては、VR(バーチャル・リアリティー)技術などを用いた展示物のリアリティー向上が大いに期待されるところである。

展示者とのコミュニケーション不足

実際に展示会に参加すると、展示されている資料だけでは不十分なことが多く、細かいところは展示者に直接聞いて確認する必要がある。バーチャル展示会でも同様のことが予想されるため、Zoomなどのテレビ会議システムを使って補完する必要があるだろう。

開催予定のバーチャル展示会(一例)

Techno-Frontierバーチャル展示会2020

電子部品材料に関するバーチャル展示会。セラミック材料やナノマテリアル、回路部品といった各種電子材料のメーカー、ユーザーが「バーチャル空間」で一堂に会する。

会期:2020年9月8日(火)10:00~18日(金)17:00
会場:オンライン開催
主催:一般社団法人日本能率協会

INDUSTRY EXPO Virtual Exhibition

「産業」がテーマのグローバル規模のバーチャル展示会。会期は通年365日。
2020.6.28現在、43社が出展。

会期:365日・24時間・365日
会場:オンライン開催
主催:Eidikos Communications Ltd.(UK)

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